スピードスター

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いつかのおとぎ話
「流れ星の落ちた場所に
願いを叶えてくれる
星の神が現れる」

旅立つ僕を指して、人々は笑い飛ばす
荒唐無稽だとしても、信じるだけさ

スピードスターよ、どうか僕の願いを聞いて
僕の歩む道標をどうか消さないで
スピードスターよ、どうか僕のために散った
あの子を蘇らせてよ

いつかの昔話
「夏が来たらあの丘に
二人で手を繋ぎ
流れ星を見に行こう」

スピードスターよ、誰の願いも聞かないで
僕がそこに辿り着くまで、どうか待っていて
スピードスターよ、どうかあの子と交わした
約束を果たさせてくれ

東の空、日が昇るよ
西の空に、沈みゆくよ
夏の夜空、僕は走る
君にもう一度会うため
満天の星、僕は走る
時々転んで、また走る
その先に、光る道が・・・

辿り着いた世界の果てに見た
スピードスターは本当にいたんだ！
「スピードスターよ、どうか僕の願いを聞いて
あの子に、あの子に・・・」

スピードスターが、その杖を一振り
光の中、君の笑顔、ずっと会いたかった！
終わらない夏が、今始まったんだ
これから、星を見に行こう！