2012年07月09日 00:00 プロデューサー:
骨盤P 歌:
GUMI
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嘘つきウサギはまだ檻の中 確信犯が夢を覚ます
助けてよ 月が欠け出す前に
走り抜けて 走り抜けて 届かないから 届かないから
その手に触れて、その目に触れて 途切れないように、潰えないように
突き刺してよ、劈(つんざ)いてよ 無機質な日々を 忘れる音で
此処に在るけど、其処に在るけど 失くさないように、名前を読んだ
いつか果てた五感も生も何もかも
偽りと気付いていた 午前二時
嘘つきウサギはまだ檻の中 確信犯が夢を覚ます
教えてよ 此処を抜け出す術を チープな言葉なら最高
開かずのままの檻 今執行者の足音が鳴る
助けてよ 月が欠け出す前に
愛されたくて 演じ続けて 残ったものは くだらない嘘
「声を掛けて」 「声を聴いて」 分からないよね、気付かないよね
伸び続ける 自分の影に 踏まれないように、飲まれぬように
逃げ続けて 辿り着いた エデンの園は 薄汚れてた
嘘つきウサギはまだ檻の中 確信犯が夢を覚ます
教えてよ 此処を抜け出す術を チープな言葉なら最高
開かずのままの檻 今執行者の足音が鳴る
助けてよ 月が欠け出す前に
嘘つきウサギはもう檻の中 実行犯の嘲笑を聞く
教えてよ 此処を抜け出す術を このまま追われて最期
今開かずのままの檻 ただ執行者の声を聞く
助けてよ 月が無くなる前に
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2011年09月19日 16:07 プロデューサー:
骨盤P 歌:
初音ミク
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華やかな大通りの 棄てられた蝙蝠傘の下
草臥れた尻尾上げて 毛繕う黒猫在りました
「ちょいと道往く其処の御嬢さん、御出で此処らで一つ話ましょう」
猫は云う「今日の噺は、そうだ昔に路端で聞いた愉快な悲恋など」
「昔交わらざる身の上の淡い恋に溺れた烏と兎が居ました」
「叶わない夢なのでしょう?オキノドクサマ」
「いいえ、冷たい旅路の果てに二匹身体を捨てて結ばれたのです」
「なんだか可笑しな噺ね」
薄芽吹く街路樹を 眺め見るハイカラ服の横
草臥れた尻尾振って 手を招く黒猫在りました
「此れは何時かの可愛い御嬢さん、今日はも一つ噺聴かせましょう」
猫は云う「そうだな今日は、ええと 嫉妬の炎に舞った醜い蝶の噺」
「そして番を離れた揚羽は曾て愛した雄を喰い荒らしました」
「どうやら有り触れた寓話のようね、オアイニクサマ」
「いいえ、痛快なる喜劇には惨たらしい落ちが付き物なのです」
「なんだか報われない噺ね」
「やあや、またまた逢った。御嬢さん、今日は最後に一つ聴かせましょう」
猫は問う、嗄れた声で「御存知だろうか百回生きたお喋り猫の噺」
「時に歓天喜地の夜も又は老少不定、異域之鬼の代も」
「成程話題には欠かないようね、ゴシュウショウサマ」
「振り返る先に猫は無く 街の風に揺れる雨傘カラカラ」
「なんだか不可思議な噺ね、――嗚呼」
娘は哂う「今宵は雨かしら」
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